Give it back to the community 2017

”GIVE IT BACK TO THE COMMUNITY in PHILIPPINES by CYPHERCODE”
東南アジアに位置する島国フィリピン共和国。決して大きな国ではないが人口1億人を超え、人口は世界第12位までとなった。現在BBOYの人口も増え、フィリピンのルーツを持つトップBBOYたちが世界中で活躍している。そんなフィリピンにはBBOYたちによって運営される、 KAPAYAPAAN PROJECT(カパヤパンプロジェクト)というプロジェクトが存在する。カパヤパンとはフィリピンの言語、タガログ語で『平和』。HIPHOPカルチャーを通して貧困地域で育つ子どもたちにダンスを教えつつ、週2日間、彼らの家の庭で学校を開き、英語、算数、アートなどを教えているプロジェクトだ。この団体を行っているのが、フィリピン生まれで現在UKに住むBBOY MOUSE(ビーボーイ マウス)と東南アジアを代表する地元フィリピンのクルーSAS CREW(サスクルー)のメンバーたちだ。
彼らの拠点はバクラランとういう街で、マニラの中心部に位置している。巨大マーケットがあり、常に多くの人が行き交っている。アクセスも良くフィリピンの人の生活やダイナミズムを感じれる街だ。
その一方、この街はマニラで2番目に治安が悪い場所とも言われ、大統領が変わって以来は警察によるドラッグの取り締まりや銃撃、犯罪が後を絶たない。カパヤパンプロジェクトに参加する少年の親も我々が訪れる3ヶ月前にこの街で射殺されてしまった。
そんな彼らがこの街に住み、何を考え、何のためにHIPHOPを教えているのか。
そして彼らにとってはHIPHOPとはなんなのか。。。
Filmed & Edited by Tomofumi Sugiyama
KAPAYAPAAN PROJECT
https://kapayapaanproject.wordpress.com
2017年3月にこのプロジェクトにCYPHERCODE CREWとして参加。我々ができる"GIVE IT BACK TO THE COMMUNITY(コミュニティーへの還元)"として、BREAKIN FREE WORKSHOPと衣類の支給を実施させて頂きました。その時の映像をまとめたショートドキュメンタリー映像です。